病のこと

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    今日お話するのは、自分の病のことです。

    なので、あまり明るくないかもしれないし、おもしろみにも欠ける気がします。

    やだなーという方は、そっと閉じてくださいねheart

     

    以前からTwitterでちょこちょこ書いているのですが、私の病はいくつかあります。

    1・パニック障害

    2・睡眠障害

    3・双極性障害

     

    の3つです。

     

    この3つは同時に発症しました。いまから数年前、仕事で大きな挫折を経験し、自分の無力さ、未来が塞がれた感じ、なにもできない非力さに打ちのめされて、とにかく気分転換に無理やり旅行に出かけたところ、その先で突然、高速道路を走っている車の中でいままでに感じたことのない恐怖感を覚え、心臓はどきどきするし、いますぐ死ぬのではという恐れに駆られました。

    床が透けて落ちてしまうのではないかとか、シートベルトをしていてもドアが突然開いて放り出されるのではないかとか。

     

    その夜旅館でも一睡もできず、怖くて怖くて泣いていました。翌朝、少しだけ眠れたので、調子に乗って山に行ったところ、これまた絶景過ぎてこの世のものとは思えない頂上の景色にバクバクしてしまい……。

    家族が心配する中帰宅し、やっと自宅でほっとして爆睡したことを覚えています。

     

    しかし、当時パニック障害のことをまったく知らず、どこに行けばいいのかわかりませんでした。

    同時に、自分の未来に対して、また、ひと様から受ける評価(=仕事)に対してどうしようもない不安感、自分はだめだという劣等感に苛まれ、眠ることもできなくなりました。

     

    もともと感情の起伏が激しかったので、トラブルを起こしやすい体質だということは自覚していて、できるだけ気をつけていたのですが、もうどうにもならず。

     

    そのまま数年、不安と向き合っていたのですが、あるひとから「それはパニック障害では? いまメンタルクリニックはメジャーだし、ちょっと行ってみる気分でどう?」とアドバイスされて、ようやく行くことにしました。

    その頃はもう症状が悪化する一方で、新幹線に乗れない、美容院で椅子に座った瞬間だめになる、映画館もだめ、コンサート会場もだめという感じでした。

    自分の意志で自由に動けない、動きにくい状況がだめだったようです。

    ちなみに、パニック障害を発症するひとは新幹線内がいちばん多いそう。

    「止めて!」と言って止められませんものね。

     

    そんなわけで、最初の病院は近所のメンタルクリニックへ。カウンセリングを受けて、先生はひと言「あなたは年の割に幼稚なんだと思う」とずばり笑

    いまなら笑えますし、いままた同じ病院に通っているのですが、当時はほんとうにショックでした。

    実際、幼稚だなと思っていましたが、仕事は頑張っていたし、自分のことも大好きでした。なにをしていても楽しくて、トラブルがあっても、また乗り切ろうと思えていました。

     

    しかし、いつからか自分が大嫌いになっていました。ライター業と作家業を並行していく中で、どんどん自分を否定するようになっていました。

    自分はひとより劣っている。才能がない。人気もない。友だちはいてくれるけどいまだけかもしれない。

     

    つらい毎日で、泣くしかありませんでした。

    締め切りだけはあったので、毎日「死にたい」と泣いて仕事に出かける家族にすがっていました。慰めてくれる家族も大変だったと思います。ある日、「もう死にたい」と繰り言を言ったら「原稿を上げてから死ね! こっちは校了3日目だ!」と言われ、ハッと目が覚めました。

     

    ショック療法も度を超していると思うのですが笑

    私には効いたようで、そのときの原稿はほんとうに死ぬ気で書き上げました。

     

    もう一度数年後、どうしても行き詰まってしまって、芦ノ湖前のホテルに泊まってどうにも原稿がはかどらなかった入水して死のうと思いましたが、小田原でバッグを買っている自分に気づき笑ってしまいました。

     

    私を動かすのは醜いまでの自己顕示欲、承認欲求に加えて物欲だったり所有欲だったり上昇志向だったりします。

    どうしても欲しいものがあると、手を尽くします。

    どうにかなる場合もあれば、ならないこともある。

     

    でも、それが対人関係であれば当然ですよね。

    品物を買うようにひとの気持ちを買うことはできない。

    いままで私は与えられる愛情に甘えていて、誰かを大切にする、愛する、親切にすることを完全に怠っていたのだと思います。

     

    そう気づいたのは、この間のお茶会とサイン会でした。

    わざわざ大切な時間を割いて来てくださる皆様に、少しでも喜んでもらえたら……といろいろ考えていることがとにかく楽しくて、嬉しくて、しあわせでした。

    皆さんを前に、「死のうと思ったことがある」とぽろっとこぼしたのは、もういまの私にはその気がないからです。

     

    ただ、つらい瞬間は少しずつあって、そのたびどうしようと思うのですが、最近は、とにかくいったんパソコンから離れて散歩に出たり、料理をしたりしています。

     

    いつかは私もこの世から消えます。後悔しないよう頑張ると格好いいことは言えないのですが、毎日なにか1個やろうと思っています。たとえば今日はこのブログ。明日はまず起きてなにか動画を観る。それだけでもいいし、十分なんだと思います。

    偉いひとにも売れっ子にもなれなくて、ただの秀香穂里なんですが、そんな秀香穂里に会いに来てくださった皆様の笑顔や涙(泣いてくださった方もいてくださいました)を思い出すだけで、自分である意味がわかる気がします。

     

    長くなりましたが、ほんとうにありがとうございました。

    いろんな病院を経て、いまはだいぶ落ち着いています。

    相変わらず睡眠薬とデパスたち諸々のお世話になっていますが、これも自分と思って受け止めています。

     

    以前、眠れない病という記事を書いたとき、意外にも多くの方から拍手やコメントを頂いて、同じ病に向き合っている方がいることを知りました。

     

    怖くて眠れない夜があるかもしれません。

    自分には意味が無いと落ち込むかもしれません。

    でも、それはあなたの優しさだからこそと思います。

    優しいから、怖かったり、自分をもっと大事にしたいのだと思います。

    助けてくれるひともかならずいてくれます。

     

    私は、パニック障害になってから、同行するひとにできるだけ説明するようにこころがけました。

    突然発症した場合、相手も動揺しますものね。

    なので、お薬はいつもお守り代わりに持っています。

     

    こころに病を持ったからこそ、小説を書けるのかもなといまはそう考えています。

     

    いきなりここで終わりますが、

    次の記事では元気にお会いできますように!ハート


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